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お知らせ

あかりちゃん
2020.10.13 活動紹介

【聴覚障害者当事者団体の学習会】大学生の実習生による、体験レポートです!

☆前回のテーマは『聴覚障害者の暮らし』でした。今回のテーマは『身体にいいことしてますか?』です!

 

 

~ ここから先は、社会福祉士の実習にきていた、

佛教大学の宇治田さん・花園大学の石澤さんによる体験レポートです★ ~

 

 

今回の活動は、前半の部と後半の部に分けて行いました。
前半の部では、参加者同士で健康のためにどんな運動をしているのか?コロナ禍で外に出られない状況でもできる運動があるのかを考え、共有しました。「テレビを見ながらストレッチをしている」、「万歩計を装着して散歩をしている」など、皆さん積極的に運動をされているようでした。
後半の部はインストラクターさんを交えて、家でもできる運動を教えてもらいました。
椅子に座ってできる運動を行い、参加者の方々は、「そのストレッチを行うことで身体のどこの部位に効くのか」、「このやり方で良いのか」とインストラクターさんに聞き、熱心に取り組んでいました。

 

 

⓵グループでの交流の様子

⓶体操の様子

 

 

さて、ここで、このような活動を行っている団体について端的にお伝えしたいと思います。

→聴覚言語障害者が楽しく・安心して生活できる地域づくりを目指し、「あたたかいハート」が立ち上がりました。現在、活動を始めて3年目になるそうです。

 

【8月と9月、2回の参加を通しての感想】

 

宇治田さんの感想

 

宇治田:私は、8月7日と9月4日、2回参加させて頂きました。初めて参加した時、どの方が聴覚言語障害者なのか分からず、外見上では分からないということを実際に体感しました。また、手話を10年以上使っていなかったため、完全に忘れていましたが、皆さんがていねいに教えて下さいました。おかげさまで、2回目の参加では、手話の知識が少し増えました。より知識を増やして、皆さんと1対1で話せるようになりたいと思いました。
活動への参加を通して、聴覚言語障害者のことを多くの地域の方に知ってもらい、また、健聴者の考えも聞き取り、普段から関わる機会を設けることができればと思いました。そうすることで、災害時など、いざという時に「情報が伝わって来ない」、「避難し遅れる」、「避難所に着いてからの行動が不安だ」という問題を解消することができるのではないかと考えました。

 

 

 

◎8月の活動で代表の三ツ谷さんから質問を受ける実習生・宇治田さん

→この日は、代表の三ツ谷さんや参加者の聴覚障害当事者の方より、これまで受けてきた福祉教育(障害の理解など)や当事者との日ごろの関わりの有無など、実習生にたくさんの質問が飛び交いました。

 

石澤さんの感想

 

石澤:今回活動に参加してみて『あたたかいハート』は聴覚障害がある・ないに関わらず地域住民の居場所になっていると思いました。コロナの影響で人と接する機会が少ない中、実際に会い、日頃の出来事や悩み事を共有するだけでも鬱やフレイル対策に繋がっているのではないでしょうか。
現在コロナの影響で皆がマスクをつけており口元が見えず意思疎通が図りにくく、聴覚障害をもつ方にとっては切実な問題だと感じました。ただ、そういった問題は当事者の方でないと気づきにくいため、『あたたかいハート』のような聴覚障害をもつ方から話を直接聞く場所がもっと普及してほしいと思いました。

 

 

 

◎8月の活動で代表の三ツ谷さんから質問を受ける実習生・石澤さん

 

【お知らせ】
活動に興味を持たれたみなさんへ!!

次回の活動について

→チラシ10月体操チラシ