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お知らせ

あかりちゃん
2025.11.18 更新

錦秋の久多へ 楽しみをお届けし あふれる想いをお土産に

 11月10日(月)久多いきいきセンターで、今年の春から久多学区社会福祉協議会。久多いきいきセンター、多くの関係者の皆さんとでやりとりしながら準備を進めてきた2つの「お楽しみ」企画を開催しました。

 

 「ロームシアター京都が久多にやってきた!」

ロームシアター京都がアウトリーチ事業「となりの劇場」として、劇場に足を運ばなくても舞台芸術を体験できる機会を創る取組として2年前から始めたもので、昨年に続き久多での開催をお願いしました。2回公演で、9月に行われた第1回では、久多に暮らす女性の目から見た昔の久多の暮らしを女性会が中心となってつづった「京都久多女性がつづる山里の暮らし」を俳優が朗読、第2回の今回は閉校となった久多小中学校の文集の朗読でした。80代、90代の女性参加者の方々が、子育てしながら田畑を護り炭焼きをしていた時代の苦労や楽しみ、その方々の子どもさんが小学生、中学生の時に書いた久多での暮らしや家族への思いが、俳優によって語られ、スクリーンに文字となって映し出され、改めて、久多で過ごした人生を振り返り、当時の子どもの純粋な思いを知り、素晴らしい名画を観た後のように会場の全員の胸が熱くなりました。

 

「久多でお買い物お楽しみDAY!」

 「目で見て、手に取って、買い物がしたい」「昔みたいに、みんなでお喋りしながら買い物がしたい」「その日に食べたいお刺身やお寿司、お惣菜が買えたら」区社協職員が久多に行き、困りごとをお聞きすると、そうしたお声をいただいていました。移動販売車の定期巡回の調整はうまく進まず、お楽しみ企画として年に1回でも開催できたら…と少し方向を変えてみました。こうした思いに左京区にも店舗を構える株式会社エムジー様が耳を傾けてくださり、スポットでの移動販売が実現しました。せっかくの機会なので、お寿司やお惣菜は前もって希望も一旦お聞きして、お刺身は当日仕入れのお楽しみ、軽トラック一杯に商品を詰め込んで、お店開きをしていただきました。「スーパーで買い物してるみたい」「久多でこうして買い物できるとは思わなかった」「見たら食べたくなる」と生憎の時雨空にもかかわらず、皆さん本当にお買い物を楽しんでおられました。久多出張所の職員の方々、お巡りさん、左京森元区長、矢野山間地域振興課長もお買い物に来られました。お買い物が終わった瞬間に「年に1回でもいから、久多で買い物がしたい」というお声をいただきました。地元の方々、関係者の方々のご協力に支えられたこうした取組が、また実現できるよう区社協も引き続き頑張って参ります。